我が身に迫る危機も知らず、塔子さんは身動きひとつしない。
彼女を見下ろすマロの手が、大きく、ゆっくりと頭上に振り上がる。
マロは機械的な笑い声を発し続けていた。
あれは、マロの声じゃない。マロが笑っているわけじゃない。
あれは・・・あの女の笑い声だ。
あの因業ババが笑ってるんだ。
笑っている。
哀しい人を犠牲にして、自分の勝利を確信している。
人の・・・
人の意思と命と未来を食いものにして、自分だけ満足して、ゲラゲラ高笑いしていやがるんだ!
めちゃくちゃに怒りが込み上げた。
あたしの心臓がバクンと鳴って、全身の血液が熱く駆け巡る。
・・・ババ、断じて許すまじ!
そうだ、いけ! 熱くなれ天内の血!
あのウルトラ強欲因業ババの、耳障りな笑いを止めてやるっ!
―― ズキーン!
「うぐぅっ!?」
突然心臓が激しく痛んで、あたしは胸を押さえながら、その場にドサリと倒れこむ。
胸が・・・鼓動のリズムが完全に乱れて、信じられないほど息苦しい。
心臓が勝手に暴走している。自分でコントロールできない。
苦しい。苦しい!
心臓が全く正常に動いていない。
このまま鼓動が止まってしまいそうで、恐怖に慄いた。
さっき、全力で発動させた力の反動がきている。
まだ次の力を使えるほどには、体が回復していないんだ。
どうしよう。塔子さん、マロ・・・!
彼女を見下ろすマロの手が、大きく、ゆっくりと頭上に振り上がる。
マロは機械的な笑い声を発し続けていた。
あれは、マロの声じゃない。マロが笑っているわけじゃない。
あれは・・・あの女の笑い声だ。
あの因業ババが笑ってるんだ。
笑っている。
哀しい人を犠牲にして、自分の勝利を確信している。
人の・・・
人の意思と命と未来を食いものにして、自分だけ満足して、ゲラゲラ高笑いしていやがるんだ!
めちゃくちゃに怒りが込み上げた。
あたしの心臓がバクンと鳴って、全身の血液が熱く駆け巡る。
・・・ババ、断じて許すまじ!
そうだ、いけ! 熱くなれ天内の血!
あのウルトラ強欲因業ババの、耳障りな笑いを止めてやるっ!
―― ズキーン!
「うぐぅっ!?」
突然心臓が激しく痛んで、あたしは胸を押さえながら、その場にドサリと倒れこむ。
胸が・・・鼓動のリズムが完全に乱れて、信じられないほど息苦しい。
心臓が勝手に暴走している。自分でコントロールできない。
苦しい。苦しい!
心臓が全く正常に動いていない。
このまま鼓動が止まってしまいそうで、恐怖に慄いた。
さっき、全力で発動させた力の反動がきている。
まだ次の力を使えるほどには、体が回復していないんだ。
どうしよう。塔子さん、マロ・・・!


