あたしは塔子さんを助けるべく、慌てて円陣から飛び出た。
でもその途端に腰砕けになって、その場にヘニョンと倒れこんでしまう。
おうぅ、全身ムチ打ち症再発。
術式から出た途端に、これだよ。まだちゃんと回復してないんだ。
でも待ってられない。早く塔子さんの所に行かなくちゃ。
あたしは、赤ちゃんのハイハイみたいに四つん這いになって進んだ。
こんなんであたし、塔子さんのこと運べるのかな?
あのひと絶対、全身に筋肉ついてて重いだろうし。
でもあたし以外に運べる人はいないんだから、なんとかするしかない。
しかしまず、門の上までどうやって登ろうか・・・。
門の上を見たあたしの息が、止まった。
意識を失い、倒れている塔子さんのすぐそばで、彼女を見下ろしている人物がいる
「・・・マロ!?」
マロの上半身が、頼りなくフラフラと揺れている。
その目は朧で、塔子さんを見ているようで、何も見てはいない。
完全に失われたマロり表情から、まだ彼が蜘蛛の糸に操られているのが分かった。
カクカクと操り人形みたいな動きをしながら、マロの両手が上がっていく。
呆けた顔のままで彼は印を組み、キンッという鋭い音と共に、手の中で結界術が発動した。
・・・マロ、なにするつもりなの?
まさか・・・
まさか塔子さんを殺すつもり!?
「マロ! だめだよヤメてー!」
あたしは血相変えて立ち上がった。
でもすぐに、その場に倒れこんでしまう。
自分の足が、全身の筋肉が、全然言うことをきいてくれない。
歯を食いしばって立ち上がっても、筋肉に反抗されてまた倒れた。
・・・くそ、筋肉め! さっきの仕返しか!?
もがいて、なんとか四つん這いになって、必死になってジタバタ前に進んだ。
だめだよマロ。
それをやってしまったら、おしまいなんだ。
たとえ操られていたとしても、それをやってしまったら・・・
塔子さんを、あなたのその手にかけてしまったら・・・
もう、あなたはおしまいなんだよマロ!
でもその途端に腰砕けになって、その場にヘニョンと倒れこんでしまう。
おうぅ、全身ムチ打ち症再発。
術式から出た途端に、これだよ。まだちゃんと回復してないんだ。
でも待ってられない。早く塔子さんの所に行かなくちゃ。
あたしは、赤ちゃんのハイハイみたいに四つん這いになって進んだ。
こんなんであたし、塔子さんのこと運べるのかな?
あのひと絶対、全身に筋肉ついてて重いだろうし。
でもあたし以外に運べる人はいないんだから、なんとかするしかない。
しかしまず、門の上までどうやって登ろうか・・・。
門の上を見たあたしの息が、止まった。
意識を失い、倒れている塔子さんのすぐそばで、彼女を見下ろしている人物がいる
「・・・マロ!?」
マロの上半身が、頼りなくフラフラと揺れている。
その目は朧で、塔子さんを見ているようで、何も見てはいない。
完全に失われたマロり表情から、まだ彼が蜘蛛の糸に操られているのが分かった。
カクカクと操り人形みたいな動きをしながら、マロの両手が上がっていく。
呆けた顔のままで彼は印を組み、キンッという鋭い音と共に、手の中で結界術が発動した。
・・・マロ、なにするつもりなの?
まさか・・・
まさか塔子さんを殺すつもり!?
「マロ! だめだよヤメてー!」
あたしは血相変えて立ち上がった。
でもすぐに、その場に倒れこんでしまう。
自分の足が、全身の筋肉が、全然言うことをきいてくれない。
歯を食いしばって立ち上がっても、筋肉に反抗されてまた倒れた。
・・・くそ、筋肉め! さっきの仕返しか!?
もがいて、なんとか四つん這いになって、必死になってジタバタ前に進んだ。
だめだよマロ。
それをやってしまったら、おしまいなんだ。
たとえ操られていたとしても、それをやってしまったら・・・
塔子さんを、あなたのその手にかけてしまったら・・・
もう、あなたはおしまいなんだよマロ!


