「か、門川君!」
「心配、ない・・・僕は、やる」
結界との反発の威力が、彼の腕をどんどん傷付けていく。
腕だけじゃない。胸や喉元からも血が流れている。
白い正装は赤黒く染まり、生地から漏れた血がポタポタと足元を濡らしていった。
彼の顔は蒼白になり、額から汗がダラダラ垂れている。
凄惨な顔で咳き込んだ口からは、血の塊が噴き出た。
それでも彼は、決して諦めようとはしなかった。
「門川君・・・!」
「永・・・久・・・」
地面に倒れ、力無く薄目を開けて門川君を見守る絹糸。
助かるかどうか瀬戸際のしま子と、凍雨君。
いつ事切れてもおかしくない、重症の塔子さん。
・・・やらなければ、ならない。
どんなに血を流そうと、彼はやらなければならない。
彼自身が言ったことだ。
『自分の血の一滴も流さずに、世界を変えることなどできはしない』と。
一滴どころか、命さえも危ぶまれるほどの血を流し、彼は望む。
その先にある未来を。
その道へ進むことを。
それが彼の望むこと。
揺ぎ無い決意でもって、彼自身が強くそれを望んでいる。
なら・・・・・
あたしがやるべきことは、ただひとつだ!
あたしは迷わず、目の潰れそうなほど眩しい光に向かって自分の両手を伸ばす。
そして光の中の彼の両手を、しっかりと包み込んだ。
「・・・・・!」
激痛に悲鳴をあげた。
なにこれ、痛い! 信じられないほど痛い!
「天内君!? 何をしているんだ! 手を離せ!」
門川君の声に、あたしは悲鳴を上げながらも懸命に首を横に振った。
い、や、だぁぁ・・・!!
「心配、ない・・・僕は、やる」
結界との反発の威力が、彼の腕をどんどん傷付けていく。
腕だけじゃない。胸や喉元からも血が流れている。
白い正装は赤黒く染まり、生地から漏れた血がポタポタと足元を濡らしていった。
彼の顔は蒼白になり、額から汗がダラダラ垂れている。
凄惨な顔で咳き込んだ口からは、血の塊が噴き出た。
それでも彼は、決して諦めようとはしなかった。
「門川君・・・!」
「永・・・久・・・」
地面に倒れ、力無く薄目を開けて門川君を見守る絹糸。
助かるかどうか瀬戸際のしま子と、凍雨君。
いつ事切れてもおかしくない、重症の塔子さん。
・・・やらなければ、ならない。
どんなに血を流そうと、彼はやらなければならない。
彼自身が言ったことだ。
『自分の血の一滴も流さずに、世界を変えることなどできはしない』と。
一滴どころか、命さえも危ぶまれるほどの血を流し、彼は望む。
その先にある未来を。
その道へ進むことを。
それが彼の望むこと。
揺ぎ無い決意でもって、彼自身が強くそれを望んでいる。
なら・・・・・
あたしがやるべきことは、ただひとつだ!
あたしは迷わず、目の潰れそうなほど眩しい光に向かって自分の両手を伸ばす。
そして光の中の彼の両手を、しっかりと包み込んだ。
「・・・・・!」
激痛に悲鳴をあげた。
なにこれ、痛い! 信じられないほど痛い!
「天内君!? 何をしているんだ! 手を離せ!」
門川君の声に、あたしは悲鳴を上げながらも懸命に首を横に振った。
い、や、だぁぁ・・・!!


