神様修行はじめます! 其の三

う、わ、あ・・・。
息・・・呼吸って、どうするんだっけ?

狂乱する滅火の炎が、あたしの体内で連動している。

心臓から送られる、燃えるような熱い血が舞い狂っている。


抑え、きかない・・・。
抑えなきゃ、こっちが滅せられそう・・・。


バチバチと目の前で点滅する火花が暗くなってきた。
意識が、飛ぶ。

首から下は暴走する爆発工場みたいなのに、意識だけがどんどん遠ざかっていく。

このままじゃ飲みこまれる。自分の力に負ける。

自滅、する。

あぁ・・・。


火花。

轟音。

紅蓮の炎。

激流。


ああ、ぁ・・・途切れる。

も、わけが・・・

分から、なく・・・


な・・・る・・・


―― グラリ。

揺れる空間。暗転する視界。
あたしの体が硬直した姿勢のまま、後ろに倒れた。

あぁ、もう、
無理・・・・・・


―― ドガーッッ!!


倒れたあたしの耳元、ギリギリ。

もう、耳たぶに穴が開きそうなくらいの場所に、ぶっ飛んできた刀が勢い良く突き刺さった。

ギリッと冷えた感覚が、耳の穴から体内に入り込む。


「寝るのは後にしてくれ! 天内君!」


意識喪失一歩手前、その声と冷気によってあたしはハッと覚醒した。


・・・・・・

あのねぇ、門川君・・・ 


意識不明とノンレム睡眠を一緒にしないでよ!