「凍雨君! うわああぁぁ――!!」
あたしは、頭のてっぺんが破けそうなほど大絶叫した。
「うわああ! うああー! ああぁー!」
髪を掻き毟り、頭をブンブン振って叫び続ける。
「凍雨君ー!!」
反射的に飛び降りかけたあたしの体を、門川君がとっさに羽交い絞めにして、なんとか押さえつける。
「死ぬ気か!? 天内君!」
「凍雨君が! 凍雨君が!」
押さえつけられながら、あたしは暴れた。狂ったように泣き叫んだ。
嘘だ。こんなのは嘘だ。嘘に決まってる。
まだ幼さの色濃く残る、色白な笑顔。
キョトンと呆けた、丸い大きな薄茶の目。
少しだけ大人びた、悲しげな視線。
強い覚悟と決意に満ちた表情と、シャンと伸びた背筋。
あたし達の、大切な大切な仲間。
その凍雨君が、
共に未来を信じて生きると誓った凍雨君が、
今、あたしの目の前で、
酸に全身を溶かされ、白煙を上げながら、のたうち回って絶叫しているなんて!
「いやだあ! 嘘だあぁ! こんなのいや――!!」
あたしはバカみたいに喚き続け、押さえ付けられてる手足をバタバタさせて暴れまくった。
それしか、できなかった。
あたしには、ただ、それだけしかできなかった。
「凍雨君――!!」
「うがああぁ――!」
体を丸めて苦しんでいたしま子が、突然ひと声吠えたと思うや、凍雨君をめがけて門から飛び降りた。
「し・・・しま子ー!?」
あたしは、頭のてっぺんが破けそうなほど大絶叫した。
「うわああ! うああー! ああぁー!」
髪を掻き毟り、頭をブンブン振って叫び続ける。
「凍雨君ー!!」
反射的に飛び降りかけたあたしの体を、門川君がとっさに羽交い絞めにして、なんとか押さえつける。
「死ぬ気か!? 天内君!」
「凍雨君が! 凍雨君が!」
押さえつけられながら、あたしは暴れた。狂ったように泣き叫んだ。
嘘だ。こんなのは嘘だ。嘘に決まってる。
まだ幼さの色濃く残る、色白な笑顔。
キョトンと呆けた、丸い大きな薄茶の目。
少しだけ大人びた、悲しげな視線。
強い覚悟と決意に満ちた表情と、シャンと伸びた背筋。
あたし達の、大切な大切な仲間。
その凍雨君が、
共に未来を信じて生きると誓った凍雨君が、
今、あたしの目の前で、
酸に全身を溶かされ、白煙を上げながら、のたうち回って絶叫しているなんて!
「いやだあ! 嘘だあぁ! こんなのいや――!!」
あたしはバカみたいに喚き続け、押さえ付けられてる手足をバタバタさせて暴れまくった。
それしか、できなかった。
あたしには、ただ、それだけしかできなかった。
「凍雨君――!!」
「うがああぁ――!」
体を丸めて苦しんでいたしま子が、突然ひと声吠えたと思うや、凍雨君をめがけて門から飛び降りた。
「し・・・しま子ー!?」


