だから絶対に諦めない。
このままでは、端境一族は決して幸せにはなれない事を、僕は知っている。
知っている以上、見過ごすわけにはいかない。
「僕は端境の民の、真の笑顔が見たいんだ」
「我ら一族の、真の笑顔・・・?」
「そうだ。これは僕の誓いであり、僕の救いでもあるのだ」
虐げられた者と、虐げた者が見つめ合う。
それは水と油。
お互いはどこまでも遠く、対極であるように見える。
でもあたし達は知っている。
水と油は混じり合う事を。
だから絶対に諦めないし、それを見過ごしはしない。
あぁ、見過ごすものか。
端境一族の悲痛の叫びを。
諦めるものか。
彼らを癒しに導く道を。
あたし達は、みな同じ。
罪を犯し、それでも癒される未来を信じて、茨の道を歩いていく者。
歩き出そう、マロ。
苦しみに留まり続ける理由なんて、無いよ。
これ以上、端境が不幸になるべき理由なんて無い。
そんなの、あってたまるか。
十年後、百年後、千年後。
そこにあるはずの、愛する者の真の笑顔。
あたし達は、その途方も無い道に向かって歩いている最中なんだ。
茨の道は苦しくて、まだまだこれから血も流すだろうけれど。
濁って澱んだ世界を一緒に変えよう。
このままでは、端境一族は決して幸せにはなれない事を、僕は知っている。
知っている以上、見過ごすわけにはいかない。
「僕は端境の民の、真の笑顔が見たいんだ」
「我ら一族の、真の笑顔・・・?」
「そうだ。これは僕の誓いであり、僕の救いでもあるのだ」
虐げられた者と、虐げた者が見つめ合う。
それは水と油。
お互いはどこまでも遠く、対極であるように見える。
でもあたし達は知っている。
水と油は混じり合う事を。
だから絶対に諦めないし、それを見過ごしはしない。
あぁ、見過ごすものか。
端境一族の悲痛の叫びを。
諦めるものか。
彼らを癒しに導く道を。
あたし達は、みな同じ。
罪を犯し、それでも癒される未来を信じて、茨の道を歩いていく者。
歩き出そう、マロ。
苦しみに留まり続ける理由なんて、無いよ。
これ以上、端境が不幸になるべき理由なんて無い。
そんなの、あってたまるか。
十年後、百年後、千年後。
そこにあるはずの、愛する者の真の笑顔。
あたし達は、その途方も無い道に向かって歩いている最中なんだ。
茨の道は苦しくて、まだまだこれから血も流すだろうけれど。
濁って澱んだ世界を一緒に変えよう。


