神様修行はじめます! 其の三

・・・・・・!?

姿を消す!? 門川君の前から!?


二度と彼に会うなって言うの!?


とっさに、自分でもビックリするくらい大声で叫んだ。


「そんな事できないよっ!!」

「あら? なぜかしら?」

「だって約束したんだよ! 生涯二度と離れないって!」


誓った。何度も。一生そばにいるって。


子どもが、すがり付くように確かめようとする彼に、あたしは何度も繰り返した。


彼はあたしの言葉を信じてくれたんだ。


あの固い誓いと信頼を破るなんて、できるはずがないよ!


「ふう、しょせんその程度なのね。お前の当主様への気持ちなど」

「な・・・!?」


さすがに今の発言は黙っていられなかった。


あたしの門川君への想いが、しょせんその程度、だなんて。


そんな事、言わせない! 世界中の誰にも・・・誰にも言わせない!


「あたしの気持ちは本物・・・!」


「なら、姿を消せるはず。それしか当主様を守る手段は無いのだから」


「・・・・・!」


「それとも、なに? 当主様の立場なんてどうなってもいいから一緒にいたい?」


「そ・・・」


「自分の気持ちが一番大事? それがお前の真実の愛なの?」


「そん、な・・・」