「雛型、お願い出てきて」
千年前、確かにあなたは罪を犯した。
苦しみ、悩み、せめてもの償いとして、雛型となった。
いつの日かきっと罪は消えると信じて。
でも・・・。
消えないままに、千年経ったね。
そしてあなた一人を置き去りにして、時は流れてしまった。
もう、誰もいないんだ。
あなたを罪人だと、堂々と断罪できる権利のある人は、どこにもいない。
残酷だよね。
やっと目覚めた時には、あなたを責めた人も、罪を裁いた人もいない。
愛した人も、愛してくれた人も、誰もいない。
赦されるはずも、癒されるはずもないのに、償う事だけを強要されて。
あなたをこんな目に遭わせた、責めるべき相手すらいないなんて。
こんな救いの無い話はないよ。
辛いよね。悲しいよね。
だからこそ、話そう。あたしに話してよ。
もう、誰もいないから。
あなたの言葉に、もう誰も、異議も文句も言わないから。
誰も・・・責めないから。
もう、癒されよう。
もうそろそろ癒されてもいいんだよ。あなたは。
だって誰もいないんだもの。
誰もいなくなってしまったのに、あなただけが今でも苦しみ続けるなんて。
そんなの、ないよ。
犯した罪は消える事はないから、あなたが赦されるという事は、永遠に無いのかもしれない。
でも人は、誰でも罪を犯して生きていく。
だからこそ、誰にでも癒される権利があるとあたしは思う。
雛型、あなたもだよ。
千年前、確かにあなたは罪を犯した。
苦しみ、悩み、せめてもの償いとして、雛型となった。
いつの日かきっと罪は消えると信じて。
でも・・・。
消えないままに、千年経ったね。
そしてあなた一人を置き去りにして、時は流れてしまった。
もう、誰もいないんだ。
あなたを罪人だと、堂々と断罪できる権利のある人は、どこにもいない。
残酷だよね。
やっと目覚めた時には、あなたを責めた人も、罪を裁いた人もいない。
愛した人も、愛してくれた人も、誰もいない。
赦されるはずも、癒されるはずもないのに、償う事だけを強要されて。
あなたをこんな目に遭わせた、責めるべき相手すらいないなんて。
こんな救いの無い話はないよ。
辛いよね。悲しいよね。
だからこそ、話そう。あたしに話してよ。
もう、誰もいないから。
あなたの言葉に、もう誰も、異議も文句も言わないから。
誰も・・・責めないから。
もう、癒されよう。
もうそろそろ癒されてもいいんだよ。あなたは。
だって誰もいないんだもの。
誰もいなくなってしまったのに、あなただけが今でも苦しみ続けるなんて。
そんなの、ないよ。
犯した罪は消える事はないから、あなたが赦されるという事は、永遠に無いのかもしれない。
でも人は、誰でも罪を犯して生きていく。
だからこそ、誰にでも癒される権利があるとあたしは思う。
雛型、あなたもだよ。


