神様修行はじめます! 其の三

その、「あんなの」が・・・よりによって門川の当主のそばにいる。


世間は考えるだろう。


なにもあんな問題のある人物を、わざわざそばに置く事はないだろう。


いったい、当主の立場をどう考えているのだろう?


自覚が、認識が足りないのではないか?


「当主様は就任したばかり。今、敵を作るわけにはいかないのよ」


塔子さんの語気はますます強くなる。


「腹心の部下がいない状態で、一般人にまで反発されたら、当主様のお立場はどうなるの?」


「・・・・・」


「里緒、全てお前が原因なのよ。お前の存在が当主様の足かせになるの」


あたしが・・・

あたしの存在が、門川君の足かせ・・・。


「里緒、お前は当主様を守りたいと言ったわね?」


「・・・言った」


「なら姿を消しなさい。そして二度と門川に、当主様に近づいてはだめよ」