叶えたい望みがあるのなら・・・
それを叶える為の行動をしなければならない。
自分の主義主張を声高に叫んで、華々しく散るのも一興だろうけど・・・
門川君もあたしも散りたくなんかない。
願いを、望みを叶えたいんだ。
「そうは言っても小娘、お前が永久や、我やしま子のために怒ってくれた時・・・」
絹糸がしなやかに歩き、あたしの足元に座る。
そしてあたしの靴の上に、そっと前足を置いた。
「その実、我の心は・・・とても温かかった」
金色の目があたしを見上げる。純度の高い、たまらなく優しげな目線。
絹糸・・・。
「うあぁ~~」
「しま子・・・」
しま子が自分の頭に手を伸ばし、毛糸の帽子を脱いだ。
そして中に手を突っ込みゴソゴソする。
取り出された大きな鬼の手の中には・・・
一輪の、小さなお花。
シワシワに萎れてしまって色も褪せた花。
いったい、いつ頃から帽子の中に入れていたものか。
まだ花が咲いている頃、一輪摘んでずっと忍ばせていたんだろう。
いつでも・・・いつでもあたしを慰め勇気付けられるように。
「うあ、うあぁ~~っ」
笑顔と共に差し出された花は、花びらも落ちてへにょんと萎れていた。
クタッとくたびれた花をあたしは無言で受け取る。
胸が掻き毟られそうなほどの・・・感謝と喜びと共に。
門川君は救われていると言ってくれた。
絹糸は心が温かくなったと言ってくれた。
しま子は花を一輪、与えてくれた。
癒しは・・・それぞれの心の中に有る。
「・・・うん」
ただひと言、あたしは言って頷いた。
門川君も絹糸もしま子も、黙って頷き返してくれた。
それを叶える為の行動をしなければならない。
自分の主義主張を声高に叫んで、華々しく散るのも一興だろうけど・・・
門川君もあたしも散りたくなんかない。
願いを、望みを叶えたいんだ。
「そうは言っても小娘、お前が永久や、我やしま子のために怒ってくれた時・・・」
絹糸がしなやかに歩き、あたしの足元に座る。
そしてあたしの靴の上に、そっと前足を置いた。
「その実、我の心は・・・とても温かかった」
金色の目があたしを見上げる。純度の高い、たまらなく優しげな目線。
絹糸・・・。
「うあぁ~~」
「しま子・・・」
しま子が自分の頭に手を伸ばし、毛糸の帽子を脱いだ。
そして中に手を突っ込みゴソゴソする。
取り出された大きな鬼の手の中には・・・
一輪の、小さなお花。
シワシワに萎れてしまって色も褪せた花。
いったい、いつ頃から帽子の中に入れていたものか。
まだ花が咲いている頃、一輪摘んでずっと忍ばせていたんだろう。
いつでも・・・いつでもあたしを慰め勇気付けられるように。
「うあ、うあぁ~~っ」
笑顔と共に差し出された花は、花びらも落ちてへにょんと萎れていた。
クタッとくたびれた花をあたしは無言で受け取る。
胸が掻き毟られそうなほどの・・・感謝と喜びと共に。
門川君は救われていると言ってくれた。
絹糸は心が温かくなったと言ってくれた。
しま子は花を一輪、与えてくれた。
癒しは・・・それぞれの心の中に有る。
「・・・うん」
ただひと言、あたしは言って頷いた。
門川君も絹糸もしま子も、黙って頷き返してくれた。


