神様修行はじめます! 其の三

「そうだ、関係のない人々が哀れにも苦しんでいる」


「門川が端境に非道な事さえしなければ、世界はこんな目にあわずに済んだのだ」


「世界はお前達が犯した罪の巻き添えをくったのだ」


「お前達門川が、哀れな人々を苦しめているのだ」


な・・・・・?

なに、言ってる・・・?


「こんな事をしなければならないほど追い詰められた、我が一族の悲運よ」


「真に哀れは我らが端境一族」


「騙され、非道に虐げられ、ついに限界に達したこの深き苦悩。おぉぉ・・・」


「全ては・・・全ては門川の犯した罪のせいで・・・」


・・・・・・


あたしはポカンとして見ていた。


本当に苦しそうな表情で、その主張を繰り返す男達の顔を。


胸を張り、哀れな被害者の立場を主張し続ける姿を。


そして・・・


グアッ!と怒りの炎があたしの頭までのぼり詰めた。


あんまりにも一瞬で頭に血がのぼったものだから、血管がズキズキ痛み出す。


信じ・・・らんない。

ほんとに・・・信じられない!


なにそれっ!!?

あんたら本当にあたま大丈夫なの!?


どこまでもどこまでも、自分たちは悪くないって言うの!?


なにもかも全て、自分達のした事は門川の責任だって言うの!?


よくも・・・よくもそんなこと!


「真性バカじゃないの!? あんたら!?」


門川は確かに腐れ根性揃いだけど!


端境一族は脳神経が腐ってるとしか思えない!


だからあんたらの脳みそは海賊版だっていうのよ!


もう、こっちの世界の人間達って、絶対に遺伝子レベルでどっかに問題が有るに違いない!


いっぺん全員揃って精密検査を受けさせなきゃダメだ!