神様修行はじめます! 其の三

バチッと怒りの炎が音をたてた。


胃の辺りを焼いていた炎が、一気に胸元まで燃え上がる。


責任逃れ? 

卑怯者一族の当主?


そりゃね、門川一族に昔から腐れ根性が異常に多いのは認めるよ。


どんな遺伝子情報のイタズラかは知らないけどさ。


今度、機会があったら医学的に研究した方が良いくらいのレベルだよ。


だけどあんたらが門川君の事を貶めるのは納得がいかない。


・・・絶対に、いかないね!


彼は門川当主として、懸命に端境一族を守ろうとしてる。


その門川君に向かって『さすが卑怯者一族の当主』?


・・・・・・


その憎ったらしい顔に頭突きかましたろかっ!!?


黙って聞いてりゃどこまでもいい気になって!!


口を開けば門川のせい、門川が悪い、自分達は可哀想な被害者。


「耳にタコの酢の物だっつーの! なんでもかんでも他人のせいにすんな!」


やって良い事と悪い事の区別くらいしなさいよ!


あんたら善悪の判断もできないお子ちゃまなわけ!?


自分でやった事の責任は、自分でとれ!


関係ない人々を苦しめ、その全部を人に押し付けといて、偉そうにふんぞり返るな!


「今、苦しんでる世界の人達にとって、あんた達の理屈なんて何の関係もないじゃないの!」


こんなヒドイ事しておいて、なに自分が正義みたいな顔してんのよ!


信じらんない! 心は痛まないの!?