神様修行はじめます! 其の三

きびすを返し、絹糸が塔子さん達に背を向けて歩き出す。


あたしも歩き出そうとした時・・・


「ほっほっほっほっ・・・!」


甲高い笑い声が響いた。


塔子さんが身を反るようにして笑い声をあげている。


「・・・・・何がおかしい?」


再び絹糸の目が鋭くなり、笑い声の主を睨み上げる。


「だってこれが笑い事でなくて何だと言うの?」


あたし達に向けられるヘビの目がますます細く釣り上がる。


まるで獲物を狙って舌なめずりでもしているみたいに。


「生涯守る? 命を懸けて? 守る? ふふふ・・・」


「・・・守るよ。だってそれがあたしの望む事だもの」


辛く苦しい道のりを歩んできた彼。


そして、これからの道も果てなく険しい。


その彼の苦労を、苦悩を、少しでも助けたい守りたいって気持ちが一番なんだ。


「彼の力になりたいんだよ」


「まあ、ほほほ。力になる? 助けたい? ほほほ」


「だから、そうだって言って・・・」


「・・・これだから嫌なのよ。世間知らずで純粋ぶった小娘は」


突然、塔子さんの口調が変わった。