神様修行はじめます! 其の三

じー様が許されない事をしたのは事実だし。


他人がじー様の事をどう思うかは、簡単に想像できる。


あたしや絹糸にとっては、かけがえの無い大切なじー様だけど。


この世界では確かに罪人だ。


「犯した罪を責められるのは道理だよ。文句言えた義理じゃないもん」


「小娘、言うたであろう? ナオはナオ。お前はお前じゃ」


「・・・うん」


「ナオの罪は、あくまでもナオのもの。お前が負うべきものではない」


「うん」


あたしは微笑んでうなづいた。


うん。分かってる。だからあたしは・・・あたしは、天内里緒として彼を守る。


一生彼を守り続ける。


あの怒涛の戦いの中で見つけて、手にした答え。


揺るがないよ。こんな事くらいで。


それがあたしの望むことで、成すべき事なんだから。


「塔子さん、あたしは正々堂々、門川君の隣で彼を守り続けるよ。命を懸けて」


あたしは胸を張り、堂々と力強く力強く宣言する。


それを見ていた絹糸の目が穏やかになり、逆立っていた毛並みが落ち着いた。


あたしは金色の目を見て、ニカッと笑って見せる。


「行こう。絹糸、しま子」

「・・・・・・ふむ」