「敵がきたぞ! 皆で協力して結界を張るんだ!」
「待て。あれは・・・人だ!」
こっちを見ながら叫んでる、あれは端境一族の人達だ!
小さな集団を作って身を寄せ合って隠れていたんだ。
駆け寄るあたし達が異形のモノでは無いと認識して、張ろうとした結界を解いてくれた。
でも近づいたあたし達の姿をハッキリと確認した途端、また再び警戒し始める。
「止まれ! お前達、端境の者では無いな?」
「何者だ!?」
「落ち着きなさい。あたし達が怪しい者じゃない事くらい、見れば分かるでしょう?」
「・・・・・・」
あの・・・塔子さん。
すごく言いにくいんだけど自分の今の格好、あなた自覚してます?
幽霊みたいに乱れまくった日本髪。
剥げたお化粧。おまけに襦袢一枚。
そんな明らかに怪しい風体の見知らぬ女に堂々と「怪しい者じゃない」宣言されても・・・。
ほら、このひと返答に困ってるじゃん。
「あたし達、門川から来たんだよ」
安心させようと思って発したあたしの発言が、余計に皆の神経を逆撫でしたらしい。
女たちは子どもを抱きかかえて怯えた声を上げ、男たちの表情は険しくなった。
「門川だと!?」
「我ら端境一族に報復しに来たか!?」
「ちょ、なに言ってのさ。助けに来たんだってば!」
あたしは両手をブンブン振って慌てて釈明する。
今はちょっと敵から逃げ回ってる状況だけど、基本的にこれは救助活動の一環だからね。
今回の端境の一件はともかく、今は世界をなんとかするのが最優先だ。
「他の人達は大丈夫? どこか別の所に無事に隠れているの?」
「それを聞いてどうするつもりだ」
「いや、どうするもこうするも、ただ心配で・・・」
「ふんっ、魂胆は分かっている。居場所を聞き出し、次々と皆殺しにしていくつもりだろう?」
男が険しいままの表情でそう吐き捨てた。
はぁ? 魂胆ってなに言ってんの? この人。
「待て。あれは・・・人だ!」
こっちを見ながら叫んでる、あれは端境一族の人達だ!
小さな集団を作って身を寄せ合って隠れていたんだ。
駆け寄るあたし達が異形のモノでは無いと認識して、張ろうとした結界を解いてくれた。
でも近づいたあたし達の姿をハッキリと確認した途端、また再び警戒し始める。
「止まれ! お前達、端境の者では無いな?」
「何者だ!?」
「落ち着きなさい。あたし達が怪しい者じゃない事くらい、見れば分かるでしょう?」
「・・・・・・」
あの・・・塔子さん。
すごく言いにくいんだけど自分の今の格好、あなた自覚してます?
幽霊みたいに乱れまくった日本髪。
剥げたお化粧。おまけに襦袢一枚。
そんな明らかに怪しい風体の見知らぬ女に堂々と「怪しい者じゃない」宣言されても・・・。
ほら、このひと返答に困ってるじゃん。
「あたし達、門川から来たんだよ」
安心させようと思って発したあたしの発言が、余計に皆の神経を逆撫でしたらしい。
女たちは子どもを抱きかかえて怯えた声を上げ、男たちの表情は険しくなった。
「門川だと!?」
「我ら端境一族に報復しに来たか!?」
「ちょ、なに言ってのさ。助けに来たんだってば!」
あたしは両手をブンブン振って慌てて釈明する。
今はちょっと敵から逃げ回ってる状況だけど、基本的にこれは救助活動の一環だからね。
今回の端境の一件はともかく、今は世界をなんとかするのが最優先だ。
「他の人達は大丈夫? どこか別の所に無事に隠れているの?」
「それを聞いてどうするつもりだ」
「いや、どうするもこうするも、ただ心配で・・・」
「ふんっ、魂胆は分かっている。居場所を聞き出し、次々と皆殺しにしていくつもりだろう?」
男が険しいままの表情でそう吐き捨てた。
はぁ? 魂胆ってなに言ってんの? この人。


