盛大な、ダミ声の大合唱。
・・・なんでしょう?
あの、もんのっすごく不吉な感じの不協和音は。
あたしの背後、ヒクつく凍雨君の視線の先。恐る恐る振り返ると・・・
「ぎゃあぁ―――っ!?」
不吉な予感、大的中―――!
鳥肌が立ちそうなほどの、無数の黒い大群が一斉にこっちに向かってくる。
黒い山の峰が襲い掛かってくるかのようだ。
なんなのよ! ヌーの大群かお前等は!
「ぎゃー! ぎゃー! こっち来んなー!」
「天内君、いちおう忠告させてもらうが、そう言う君があの連中を引き寄せているんだよ」
「ぎゃー! ・・・え?」
あたしが連中を引き寄せてる?
冗談でしょ!?
引き寄せるどころか、宇宙の最果てで藻屑になりやがれ!ってなぐらいなのに!
「ふむ。やつらは弱点に集中する性質がある」
「君のその、見ていて面白いほどのパニックぶりが餌になっているんだよ」
「まき餌と一緒じゃのぉ」
まき餌って・・・
あんなクチバシ、餌付けする義理も趣味も無い!
なのに・・・うわーん、やっぱりあたしを狙ってるのー!?
・・・なんでしょう?
あの、もんのっすごく不吉な感じの不協和音は。
あたしの背後、ヒクつく凍雨君の視線の先。恐る恐る振り返ると・・・
「ぎゃあぁ―――っ!?」
不吉な予感、大的中―――!
鳥肌が立ちそうなほどの、無数の黒い大群が一斉にこっちに向かってくる。
黒い山の峰が襲い掛かってくるかのようだ。
なんなのよ! ヌーの大群かお前等は!
「ぎゃー! ぎゃー! こっち来んなー!」
「天内君、いちおう忠告させてもらうが、そう言う君があの連中を引き寄せているんだよ」
「ぎゃー! ・・・え?」
あたしが連中を引き寄せてる?
冗談でしょ!?
引き寄せるどころか、宇宙の最果てで藻屑になりやがれ!ってなぐらいなのに!
「ふむ。やつらは弱点に集中する性質がある」
「君のその、見ていて面白いほどのパニックぶりが餌になっているんだよ」
「まき餌と一緒じゃのぉ」
まき餌って・・・
あんなクチバシ、餌付けする義理も趣味も無い!
なのに・・・うわーん、やっぱりあたしを狙ってるのー!?


