とても言葉にならない感情を、必死に伝えようとしている。
「永久様、僕は罰を受けて当然です。でもどうか一族には・・・」
「その件はいい。追って沙汰する」
凍雨君がハッとして顔を上げた。
薄茶色の大きな目が驚いたように見開いている。
治癒を続けている門川君をポカンと見つめながら。
あたしは思わず横から口を挟んでしまった。
追って沙汰って、なにさ!?
それって、後から凍雨君の処罰を検討するって意味でしょ!?
「門川君、知ってるでしょ? 凍雨君は長老たちに脅されてたんだよ!」
「・・・・・・」
「許してあげるんだよね!? 罰ならあいつらに受けさせるべきだよ!」
「小娘、やめい。余計な事を言うでない」
白い治癒の光に包まれた絹糸が苦しげな声を出し、あたしの言葉を止めた。
門川君が眉間にシワを寄せてそれを嗜める。
「絹糸、しゃべるな」
「このバカ娘に、ちゃんとクギを刺さねばならぬわ」
細い金色の目があたしをジッと見上げる。
「これで、良い。『追って沙汰する』。これで良いのじゃ」
「絹糸・・・」
「よいな? 余計な事を広めるでないぞ? よいな?」
「・・・・・・」
呻き声交じりのその言葉に、あたしはコクリと頷いた。
絹糸は安心したように息を吐き、目を閉じる。
・・・・・・。
正直、何が『良い』のかよく分からない。
でも多分、本当にこれでいいんだろう。
長老たちとの関わりとか、凍雨君の立場とか。
あたしと門川君の関係とか、いろいろ複雑な事情。
絡まった糸の一本を持ち上げてしまえば、どうしたって他の糸も一緒に引きずり出されてしまう。
「永久様、僕は罰を受けて当然です。でもどうか一族には・・・」
「その件はいい。追って沙汰する」
凍雨君がハッとして顔を上げた。
薄茶色の大きな目が驚いたように見開いている。
治癒を続けている門川君をポカンと見つめながら。
あたしは思わず横から口を挟んでしまった。
追って沙汰って、なにさ!?
それって、後から凍雨君の処罰を検討するって意味でしょ!?
「門川君、知ってるでしょ? 凍雨君は長老たちに脅されてたんだよ!」
「・・・・・・」
「許してあげるんだよね!? 罰ならあいつらに受けさせるべきだよ!」
「小娘、やめい。余計な事を言うでない」
白い治癒の光に包まれた絹糸が苦しげな声を出し、あたしの言葉を止めた。
門川君が眉間にシワを寄せてそれを嗜める。
「絹糸、しゃべるな」
「このバカ娘に、ちゃんとクギを刺さねばならぬわ」
細い金色の目があたしをジッと見上げる。
「これで、良い。『追って沙汰する』。これで良いのじゃ」
「絹糸・・・」
「よいな? 余計な事を広めるでないぞ? よいな?」
「・・・・・・」
呻き声交じりのその言葉に、あたしはコクリと頷いた。
絹糸は安心したように息を吐き、目を閉じる。
・・・・・・。
正直、何が『良い』のかよく分からない。
でも多分、本当にこれでいいんだろう。
長老たちとの関わりとか、凍雨君の立場とか。
あたしと門川君の関係とか、いろいろ複雑な事情。
絡まった糸の一本を持ち上げてしまえば、どうしたって他の糸も一緒に引きずり出されてしまう。


