ぐいんっと急に亀が空中で方向転換した。
いきなり直角に曲がられて遠心力で放り出されそうになる。
ひえぇ!? また落ちる!
体勢の崩れたあたしの体を、しま子がガッチリ抱え込み支えてくれた。
あ、ありがとしま子! お願いだから絶対離さないでね!
― ビュル! ビュルル! ―
続けざまにマグマの舌が二匹の亀に襲い掛かってくる。
その素早い攻撃を、亀たちは素晴らしい身のこなしとスピードで、ことごとく避けた。
アトラクションみたいに上下左右にガクンガクン揺れながら、あたしは感嘆する。
す、すご! この亀の俊敏さってハンパない! 亀なのに!
二匹揃って無事にトカゲからだいぶ離れた場所まで避難する。
うぉっ、ホバリングしてるよこの亀たち。
マグマの舌はもう攻撃してこない。届かないんだろう。
トカゲは獲物を狙い済ますような冷酷な目でこっちを凝視している。
行動を起こす気配はない。こっちの動きを待ってるんだろうか。
悠々と構えちゃってまぁ、いかにも大物ヅラして気に食わないったら。
確かに図体はデカイ奴だけど。
まぁいいや。動きが無いならこの間に絹糸の怪我を治しちゃおう。
ちょっとトカゲ! 一時休戦よ、休戦! 分かった!?
「絹糸、無事か!?」
門川君が絹糸に声をかける。
「ふむ、軽くヤケドをしたようじゃわい・・・」
腕の中の絹糸はグッタリとして、それでも気丈そうな声で答えた。
「治癒する。僕に見せてみろ」
「いらぬ。舐めておけば治るわ」
「いいから門川君に治してもらって絹糸! ヤケドってどの程度・・・」
言いかけて、あたしはヒィッと息を飲んだ。
絹糸の無惨な怪我の部分に目が縫い付けられてしまう。
これ、これってヤケドなんてもんじゃない。
き・・・き、絹糸の・・・足が・・・
片足の関節から下部分が、ほとんど溶けてしまってる!
無い! 足が・・・無い――!!
嘘だ! そんな! 絹糸ぉ!
いきなり直角に曲がられて遠心力で放り出されそうになる。
ひえぇ!? また落ちる!
体勢の崩れたあたしの体を、しま子がガッチリ抱え込み支えてくれた。
あ、ありがとしま子! お願いだから絶対離さないでね!
― ビュル! ビュルル! ―
続けざまにマグマの舌が二匹の亀に襲い掛かってくる。
その素早い攻撃を、亀たちは素晴らしい身のこなしとスピードで、ことごとく避けた。
アトラクションみたいに上下左右にガクンガクン揺れながら、あたしは感嘆する。
す、すご! この亀の俊敏さってハンパない! 亀なのに!
二匹揃って無事にトカゲからだいぶ離れた場所まで避難する。
うぉっ、ホバリングしてるよこの亀たち。
マグマの舌はもう攻撃してこない。届かないんだろう。
トカゲは獲物を狙い済ますような冷酷な目でこっちを凝視している。
行動を起こす気配はない。こっちの動きを待ってるんだろうか。
悠々と構えちゃってまぁ、いかにも大物ヅラして気に食わないったら。
確かに図体はデカイ奴だけど。
まぁいいや。動きが無いならこの間に絹糸の怪我を治しちゃおう。
ちょっとトカゲ! 一時休戦よ、休戦! 分かった!?
「絹糸、無事か!?」
門川君が絹糸に声をかける。
「ふむ、軽くヤケドをしたようじゃわい・・・」
腕の中の絹糸はグッタリとして、それでも気丈そうな声で答えた。
「治癒する。僕に見せてみろ」
「いらぬ。舐めておけば治るわ」
「いいから門川君に治してもらって絹糸! ヤケドってどの程度・・・」
言いかけて、あたしはヒィッと息を飲んだ。
絹糸の無惨な怪我の部分に目が縫い付けられてしまう。
これ、これってヤケドなんてもんじゃない。
き・・・き、絹糸の・・・足が・・・
片足の関節から下部分が、ほとんど溶けてしまってる!
無い! 足が・・・無い――!!
嘘だ! そんな! 絹糸ぉ!


