トカゲの方を見たまま振り向きもせず、門川君が片手で印を切る。
すると体を挟む二本の柱が瞬時に真っ白く変色し、キンキンに凍りついてしまった。
ひえっ!? 寒っ! なにこれどうしたの!?
再び彼の手が印を切ると・・・
『パーン!』と金属が破裂するような音と共に、柱の大半がボロボロッと崩れ去った。
うわあぁ・・・。砕けちゃった。
あたしは柱の破片をポカンと眺めるばかり。
脆い。カチコチに凍ってこんなに硬そうなのに。
それにしてもあたしまで凍っちゃったら一体どうするつもりだったんだろ。
まぁ、彼がそんなヘマするわけないけど。
あたしの体を柔らかく包むように白い光が燦燦と輝いた。
あ・・・これって治癒の術だ。
腫れあがるような熱と強い痛みが、輝きと共に波が引くように消滅していった。
あっという間に、あたしの体は完全回復。
は? 怪我? 誰それ何のこと?ってぐらいに完璧。
相変わらず凄い高度な連続術の腕前だ。
「もう大丈夫だろう。動いてみたまえ」
「うん! ありがとう門川君!!」
あくまでも淡々としている彼に向かって、あたしは元気にお礼を言った。
あ、動いても叫んでも痛くないや。ほんとに完全復活だ!
「当主様!!」
倒れた人達の呻き声に混じって門川君を呼ぶ声が聞こえる。
見ると瓦礫の山の向こうから刺客部隊が次々と現れた。
彼等は素早く彼の周囲を取り囲み、槍を構えて周囲を警戒する。
「ご無事でなによりでございます。すぐにここから避難を・・・!」
「いや、いい。その必要は無い」
「は?」
「僕は避難しない。お前達は怪我人の救助にあたれ。大至急だ」
「い、いやしかし・・・!」
刺客達は困惑したように門川君を見ている。
すると体を挟む二本の柱が瞬時に真っ白く変色し、キンキンに凍りついてしまった。
ひえっ!? 寒っ! なにこれどうしたの!?
再び彼の手が印を切ると・・・
『パーン!』と金属が破裂するような音と共に、柱の大半がボロボロッと崩れ去った。
うわあぁ・・・。砕けちゃった。
あたしは柱の破片をポカンと眺めるばかり。
脆い。カチコチに凍ってこんなに硬そうなのに。
それにしてもあたしまで凍っちゃったら一体どうするつもりだったんだろ。
まぁ、彼がそんなヘマするわけないけど。
あたしの体を柔らかく包むように白い光が燦燦と輝いた。
あ・・・これって治癒の術だ。
腫れあがるような熱と強い痛みが、輝きと共に波が引くように消滅していった。
あっという間に、あたしの体は完全回復。
は? 怪我? 誰それ何のこと?ってぐらいに完璧。
相変わらず凄い高度な連続術の腕前だ。
「もう大丈夫だろう。動いてみたまえ」
「うん! ありがとう門川君!!」
あくまでも淡々としている彼に向かって、あたしは元気にお礼を言った。
あ、動いても叫んでも痛くないや。ほんとに完全復活だ!
「当主様!!」
倒れた人達の呻き声に混じって門川君を呼ぶ声が聞こえる。
見ると瓦礫の山の向こうから刺客部隊が次々と現れた。
彼等は素早く彼の周囲を取り囲み、槍を構えて周囲を警戒する。
「ご無事でなによりでございます。すぐにここから避難を・・・!」
「いや、いい。その必要は無い」
「は?」
「僕は避難しない。お前達は怪我人の救助にあたれ。大至急だ」
「い、いやしかし・・・!」
刺客達は困惑したように門川君を見ている。


