彼と共に行く道が茨の道である事は分かっていた。
苦難続きの道だろうと知っていた。
知っていたのに・・・
現実に足に突き刺さる茨のトゲの痛みは想像以上で。
あたしの心を苦しめた。
あたし自身へ向けれる刃ならばいくらでも耐えられるけれど。
でも、それが一緒に生きていくという事なんだろう。
一人で生きていくのなら感じなくても済む苦しみを、受け止める事こそが・・・
『共に生きる』という事なんだ。
その覚悟がない者に、他者と共に生きる資格は、無い。
生きると誓う資格は無い。
彼にはその覚悟ができていた。
だからあたしが苦しむ事を知りつつも、それでも『耐えろ』と言い切る事ができるんだ。
あぁ、あたし・・・あたしは・・・
『天内君、何度でも繰り返そう。僕は君を・・・』
「・・・・・」
『生涯、君を離さない』
あぁ・・・・・!!
崩れ泣きながら、あたしは思い知る。
千年の檻の中に飛び込もうとしていたあたし。でも。
あたしはすでに、囚われていた。
自分の意思で、望んで、永劫の檻の中にすでに入っていたんだ。
門川 永久という名の檻に。
・・・抜け出しは、しない。
この檻から決して抜け出しなどするもんか。決して。
できない。そんな事。
あたしの心は永遠に彼のものであり、彼と共に生きる。
あたしは生涯、門川君を離さない。
「門川君・・・・」
『天内君』
「あたしはあなたを、守るから」
苦難続きの道だろうと知っていた。
知っていたのに・・・
現実に足に突き刺さる茨のトゲの痛みは想像以上で。
あたしの心を苦しめた。
あたし自身へ向けれる刃ならばいくらでも耐えられるけれど。
でも、それが一緒に生きていくという事なんだろう。
一人で生きていくのなら感じなくても済む苦しみを、受け止める事こそが・・・
『共に生きる』という事なんだ。
その覚悟がない者に、他者と共に生きる資格は、無い。
生きると誓う資格は無い。
彼にはその覚悟ができていた。
だからあたしが苦しむ事を知りつつも、それでも『耐えろ』と言い切る事ができるんだ。
あぁ、あたし・・・あたしは・・・
『天内君、何度でも繰り返そう。僕は君を・・・』
「・・・・・」
『生涯、君を離さない』
あぁ・・・・・!!
崩れ泣きながら、あたしは思い知る。
千年の檻の中に飛び込もうとしていたあたし。でも。
あたしはすでに、囚われていた。
自分の意思で、望んで、永劫の檻の中にすでに入っていたんだ。
門川 永久という名の檻に。
・・・抜け出しは、しない。
この檻から決して抜け出しなどするもんか。決して。
できない。そんな事。
あたしの心は永遠に彼のものであり、彼と共に生きる。
あたしは生涯、門川君を離さない。
「門川君・・・・」
『天内君』
「あたしはあなたを、守るから」


