両目をギュッと強く瞑り、何度も何度も激しく首を振った。
「違う・・・いるから・・・そばに・・・」
いるから。
この世界に、あなたのそばに。
千年の、永遠の時を刻んで、あなたを守り続けると誓うから。
それを、あなたへの想いを捧げ続ける証とするから。
「だから・・・どうか、行かせて」
『冗談じゃない』
素っ気無い声。冷たい声。
あたしの震え声に対して、本当に彼の声は冷たいほどに冷静だった。
いつも通りの落ち着き払った彼の声。
『君は確かに言った。一生、僕のそばで僕を守り続けると』
「だから・・・あたしは守る為に・・・」
『聞く耳はもたない。とにかく自分の言動には責任を持ってもらおうか』
彼らしい言葉。
確かに彼にとって、一度言った言葉は絶対だ。
何があっても最後まできっと貫き通すだろう。でも・・・
「そばに居たら・・・守れないんだよぉ~・・・」
我慢できない感情の全てを吐き出すように、涙と共にあたしは言葉を吐き出す。
しゃくり上げた息は喘息のように激しく鳴った。
そばにいたら、ダメなの。
あたしの存在はあなたの足枷になってしまう。
なんの利益ももたらさない。利益どころか害にしかならない。
そんなの、耐えられない。
守ると誓った相手の害になる。
守りたいと切望する相手にとって、自分は迷惑な存在にしか成り得ない。
こんなに、こんなに愛しているのに。
そんなの、そんなの・・・
「とても耐えられないんだよ・・・」
『それでも耐えてもらおう』
「違う・・・いるから・・・そばに・・・」
いるから。
この世界に、あなたのそばに。
千年の、永遠の時を刻んで、あなたを守り続けると誓うから。
それを、あなたへの想いを捧げ続ける証とするから。
「だから・・・どうか、行かせて」
『冗談じゃない』
素っ気無い声。冷たい声。
あたしの震え声に対して、本当に彼の声は冷たいほどに冷静だった。
いつも通りの落ち着き払った彼の声。
『君は確かに言った。一生、僕のそばで僕を守り続けると』
「だから・・・あたしは守る為に・・・」
『聞く耳はもたない。とにかく自分の言動には責任を持ってもらおうか』
彼らしい言葉。
確かに彼にとって、一度言った言葉は絶対だ。
何があっても最後まできっと貫き通すだろう。でも・・・
「そばに居たら・・・守れないんだよぉ~・・・」
我慢できない感情の全てを吐き出すように、涙と共にあたしは言葉を吐き出す。
しゃくり上げた息は喘息のように激しく鳴った。
そばにいたら、ダメなの。
あたしの存在はあなたの足枷になってしまう。
なんの利益ももたらさない。利益どころか害にしかならない。
そんなの、耐えられない。
守ると誓った相手の害になる。
守りたいと切望する相手にとって、自分は迷惑な存在にしか成り得ない。
こんなに、こんなに愛しているのに。
そんなの、そんなの・・・
「とても耐えられないんだよ・・・」
『それでも耐えてもらおう』


