胸を張って宣言するあたしに向かい、凍雨君がガバッと勢い良く土下座した。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
何度も何度も、頭を雪の上に叩き付けるように激しく下げる。
「許して欲しいなんて、言いません! 言えません! でも、せめてぼくも一緒に連れて行って下さい!」
上げた顔は雪にまみれていた。
両目は赤く充血して潤んでいる。
まるで食らいつくような必死の表情で彼はあたしに訴えた。
「おこがましいけど、せめて守らせて下さい! ぼくに天内さんを守らせて下さい!」
「氷血当主を同行させる命は、我等は受けてはおらん」
「お前達がなんと言おうと、ついて行くぞ! 天内さんひとりで行かせるもんか!」
彼は歯を剥いて刺客達に怒鳴った。
「ぼくをここに残せば、全部バラすぞ! それでもいいのか!?」
「ばれたところで、権田原に打つ手は無い。この非常時だ」
「・・・ぐっ!」
「お前は役目を果たし、氷血は救われる。後は黙って忘れることだな。全てを」
「そんなことできるわけが・・・!」
「身の程をわきまえろ。お前にできる事など何も無い」
― ガアアァァァー!! ―
その時、周囲の木々や空気を振動させるほどの烈しい咆哮が山を包んだ。
みんな驚いて変色した空を見上げる。
これってしま子の咆哮!?
しま子が戦闘モードに変化したんだ!
つまりそれほど苦戦してるってことなの!? ・・・しま子!!
「凍雨君!」
あたしに急に名前を呼ばれて、彼はビクッと背筋を伸ばした。
「は、はい!?」
「お願い! しま子の所に行って!」
「・・・え?」
「しま子が危ないの! 守って! お願い!」
「で、でもそれじゃ天内さんが・・・」
「あたしは大丈夫だから!」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
何度も何度も、頭を雪の上に叩き付けるように激しく下げる。
「許して欲しいなんて、言いません! 言えません! でも、せめてぼくも一緒に連れて行って下さい!」
上げた顔は雪にまみれていた。
両目は赤く充血して潤んでいる。
まるで食らいつくような必死の表情で彼はあたしに訴えた。
「おこがましいけど、せめて守らせて下さい! ぼくに天内さんを守らせて下さい!」
「氷血当主を同行させる命は、我等は受けてはおらん」
「お前達がなんと言おうと、ついて行くぞ! 天内さんひとりで行かせるもんか!」
彼は歯を剥いて刺客達に怒鳴った。
「ぼくをここに残せば、全部バラすぞ! それでもいいのか!?」
「ばれたところで、権田原に打つ手は無い。この非常時だ」
「・・・ぐっ!」
「お前は役目を果たし、氷血は救われる。後は黙って忘れることだな。全てを」
「そんなことできるわけが・・・!」
「身の程をわきまえろ。お前にできる事など何も無い」
― ガアアァァァー!! ―
その時、周囲の木々や空気を振動させるほどの烈しい咆哮が山を包んだ。
みんな驚いて変色した空を見上げる。
これってしま子の咆哮!?
しま子が戦闘モードに変化したんだ!
つまりそれほど苦戦してるってことなの!? ・・・しま子!!
「凍雨君!」
あたしに急に名前を呼ばれて、彼はビクッと背筋を伸ばした。
「は、はい!?」
「お願い! しま子の所に行って!」
「・・・え?」
「しま子が危ないの! 守って! お願い!」
「で、でもそれじゃ天内さんが・・・」
「あたしは大丈夫だから!」


