しょぼくれるその姿を見て、あたしは慌てて弁解する。
「あ、ううん凍雨君そんな! 助かったよありがとう!」
「・・・同じ氷血の力を持っていても、ぼくと永久様じゃ天と地との差が・・・」
「なにをおっしゃいますの!? 凍雨さんはご立派ですわよ、ねぇアマンダ!」
「そうそう立派だよ! 良くやってくれたよねぇ!」
しま子に担がれながら、あたしとお岩さんは笑顔で力強く頷き合う。
そこに変化した絹糸がふわりと降り立った。
「いや、なかなかに笑える術であったぞ小僧よ」
「ちょっと絹糸! 余計な事言わないでよ!」
「褒めておるのじゃよ。ある意味、立派な力技じゃ」
「だから、褒め言葉じゃないんだってそれは!」
「皆様、とりあえず術師の様子を確認しに参りましょう」
あ、うんそうだよね。急がないと権田原が・・・。
セバスチャンさんのそのひと言に皆が急いで岸辺に向かう。
術師達は揃って全員、完全にノビて気絶していた。
なんか、間抜けだなぁー。
・・・さて、こいつらどうしようか?
「目が覚めて暴れられても困るよね」
「でも気絶したままじゃ何も聞き出せないですよ?」
「悠長になんてしていられませんわ! セバスチャン!」
「はい。ジュエル様」
― ガズッッ! ―
返事をするなりセバスチャンさんが、一番近場の術師の腹を思いっきり蹴り上げた。
・・・げっ!?
「おら、いつまで寝てるつもりだよ。さっさと起きろ」
― ドカッ ドスッ ガスッ! ―
連発連打を容赦なく術師達に浴びせかける。
しかも、まったくの、あの綺麗~な無表情のままで。
そ、その無表情さと綺麗さのコントラストが、余計に怖いんですけど?
なんか、目が覚めた途端に、間髪おかずにまた気絶しちゃいそうな攻撃なんですけど?
お願い、うっかりそのまま死なせないでね!?
「あ、ううん凍雨君そんな! 助かったよありがとう!」
「・・・同じ氷血の力を持っていても、ぼくと永久様じゃ天と地との差が・・・」
「なにをおっしゃいますの!? 凍雨さんはご立派ですわよ、ねぇアマンダ!」
「そうそう立派だよ! 良くやってくれたよねぇ!」
しま子に担がれながら、あたしとお岩さんは笑顔で力強く頷き合う。
そこに変化した絹糸がふわりと降り立った。
「いや、なかなかに笑える術であったぞ小僧よ」
「ちょっと絹糸! 余計な事言わないでよ!」
「褒めておるのじゃよ。ある意味、立派な力技じゃ」
「だから、褒め言葉じゃないんだってそれは!」
「皆様、とりあえず術師の様子を確認しに参りましょう」
あ、うんそうだよね。急がないと権田原が・・・。
セバスチャンさんのそのひと言に皆が急いで岸辺に向かう。
術師達は揃って全員、完全にノビて気絶していた。
なんか、間抜けだなぁー。
・・・さて、こいつらどうしようか?
「目が覚めて暴れられても困るよね」
「でも気絶したままじゃ何も聞き出せないですよ?」
「悠長になんてしていられませんわ! セバスチャン!」
「はい。ジュエル様」
― ガズッッ! ―
返事をするなりセバスチャンさんが、一番近場の術師の腹を思いっきり蹴り上げた。
・・・げっ!?
「おら、いつまで寝てるつもりだよ。さっさと起きろ」
― ドカッ ドスッ ガスッ! ―
連発連打を容赦なく術師達に浴びせかける。
しかも、まったくの、あの綺麗~な無表情のままで。
そ、その無表情さと綺麗さのコントラストが、余計に怖いんですけど?
なんか、目が覚めた途端に、間髪おかずにまた気絶しちゃいそうな攻撃なんですけど?
お願い、うっかりそのまま死なせないでね!?


