キミの空になりたい



「お?藤波じゃないか。休みの日にどうした?」


「あ、こ、こんにちは!」


「もしかしてわざわざ練習を見に来たのか?俺としては練習よりも、明日の試合を見に来てほしいんだがなー」


「もちろん、明日も行きます!」


「そうかそうか。……誰の応援をするのか知らないが、今日はほどほどにしてくれよ?」



田口先生がニヤッと笑ったので、私は慌てて首を横に振る。



「ち、違います!私は新垣さんに用事があって来たんですって!」


「ああ、そうなのか。俺はてっきり野球部の誰かを待ってんのかと思った」


「だから違いますって。明日は全力で全員を応援しますから」



力いっぱい答えると、田口先生はアハハと笑いながら行ってしまった。