キミの空になりたい



「いってきまーす」



サンダルをはくと、自転車のカギを手にして家を出た。


かごに紙袋を入れて、カギを差し込む。



「……あっつ」



サドルは日に当たって熱くなっていたけれど、かまわず座った。


夕焼け空が広がっているというのに、西日が強く当たる。


自転車をこいでいたら、じわじわと額に汗が浮かんでいくのがわかるくらい。


夏って何でこんなに暑いんだろう……。




「ふう……。あっつー」



神社に着き、自転車を止めると、汗が一気に流れて来た。


持っていたミニタオルで汗をぬぐって、紙袋を手にすると、鳥居をくぐる。