「なに?」



「…な、んであたしの家なんですかっ?!」



「…だって、凛ちゃん、家に宿題あるでしょ?」



「まぁ、そうですけど…」



「なら、そのまま凛ちゃん家で教えたほうが効率的じゃない?」



先輩は笑顔を崩さないまま、続ける。



「それにー…、凛ちゃんの親御さんにオレのこと、紹介できるし、ね?」



「そう、ですね…」


どうやら、あたしの家に行くことは決定事項みたいです…。