好きになったのは、一匹狼でした。




モモちゃんとバレたかなと心配していると、


そのお友達がゆっくりとこちらに近づいてきた。



やっぱりバレてた……!?




「君たちとどこかで会ったことあるっけ?」



上から下まで全身を舐められるように見られながら


梶野くんのお友達は言った。




「いえ!人違いです!」



あたふたするあたしの代わりにモモちゃんが答えてくれた。


やっぱり頼りになります、モモちゃん。