「それともこっち見る?あたし、一応問3解いてあるよ」 そう言って今度はノートを見せた。 すると、ますます眉間にしわを寄せた彼。 梶野くんがこんな表情すること分かってたのに、 あたしって、懲りないヤツかも。 「………ふわぁ」 そして、眠気が耐えられないのか、もう一度大口を開けると そのまま机に突っ伏してしまった。 あっ、寝ちゃった。 まだ答えてないのに。