そんな格好でカフェの前にいた時だった。 ちょうどこのカフェの向かい側にゲーセンがあって、 そこにガラの悪そうな、人たちが集まりだしたのは。 どの人も髪を染めていて、耳にはピアス。 今まで関わったこともないような人たちばかり。 「………モモちゃん、はやく」 心細くなって、まだ来ないか携帯で時間を確認した。 いつの間にか、5,6人くらい集まっていて、 この道を通る人たちがわざわざ彼らを大きく避けているのが見える。 うん、そりゃあ、怖いもんね。