【恋愛短編】味噌らーめん



――あれから何日過ぎたのかな。


男があたしに渡した3つの卵と50円玉。

解決だと言った、男の言葉はもう会うこともないことを意味していたのかな。



『幸せはこぶ味噌らーめん』はあと2つ残っている。


1つ目は、2日に分けて食べて。

2つ目は、卵入りラーメンにした。

あんなにも食べたかった、こだわりのバターとコーン入りは後回しにして食べた。



念願の彼氏・ケンジとは順調な交際が続いていて。

幸せなのに、何かが物足りなかった。



「あっ!」


「どうした?」



あたしと同じように1人暮らししているケンジに夕食を作ることになって、2人で訪れたスーパー。


5つで98円だった『幸せはこぶ味噌らーめん』は、元値の298円に戻っていた。