しばし、呆然となるけれど。 獲物を逃してはいけないと、ソッコーで返事する。 「うん、いいよ」 「えっ? マジで?」 「うん!」 ケンジは顔をクシャクシャにして笑うと、「…っしゃー!」と雄たけびを上げた。 やっと、やっと、彼氏ができた! しかも、モテ女のあたしにふさわしいイケメンときた! そんな記念すべき日の夕食は。 ……2日目の雑炊。 あたしは浮かれた気持ちで1日の講義を終えると、大急ぎでアパートに帰り、夕食の準備に取り掛かった。