今見ている景色は残酷なものだった

持ち帰った仲間たちの死体

それに覆い被さり無く友人たち


帰り際に見た景色も
優の心を明らかに追い詰めていた

「いやぁあ」

大切な人を全て亡くした訳じゃない

ここで仲間と過ごした数年間で…大切な相手が増えたんだ

人類も異族も
死を嘆き悲しむ


人類の逃走と共に争いの地に現れた

綺麗なドレスの女性たち


勿論異族だが
亡くなった者の側で跪き
嗚咽を漏らし
涙を流していた


私の…せいで