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泡風呂にして湯船の中で本当に洗われた。
逃げ惑う綺樹に対して笑っていたが、片腕を掴む力は強くて、まだ心の底は激怒している。
瞬と寝たことについて。
少しづつ涼の顔が固くなってくる。
真剣になってきているのか、怒りが沸点なのか伺っていると、キスされた。
自分がシャワーを浴びるまでの余裕はなくなったらしい。
服がぬれるのを構わず抱き上げられた。
浴室から出ながらバスタオルをとり、被せられる。
綺樹も涼に触れられて落ち着かなくなっていたから、抱き上げられるとシャツのボタンを外し始めていた。
「いいか、苦しくなってきたら言えよ」
ベッドに置かれて、上から瞳を覗き込まれる。
綺樹は微かにうなずいた。
綺樹の肌に触れ始めると止まらなくなる。
逃さない。
絶対に逃さない。

