The side of Paradise ”最後に奪う者”


頭の中は大混乱だった。

まず問題点はなんだ。

いや、まて、その前に。


「話って、これか?」


涼は嫌そうな顔をした。


「他になにがあるんだ」

「ああ、そうか。
 わかった」


また膝を抱えてカップに口をつける。

本当に猫のように丸くなっている。

即答しないだろうとは予想していた。


「さ、風呂でも入るか。
 まずはおまえを徹底的に洗わないとな」


ぎょっとした顔を向けた。


「なんだって?」

「泊まって行くだろう?
 保護者の立場は終わったんだ。
 おれはすることはするよ。
 全く、瞬に触られやがって」


涼は綺樹からカップを奪って、軽々と肩に担ぎ上げた。