The side of Paradise ”最後に奪う者”


綺樹は眉をひそませた。


「なにがいいんだ。
 ちっともわからない」


この男、次は何を企んでいるのだろうか。

次なのか、それともそれが本当の企みなのか。

成介は相変わらず微笑したままで、何も答えなかった。