The side of Paradise ”最後に奪う者”


「今夜のあなたの予定は?」

「え?今夜?
 今日は西園寺の仕事だから」

「西園寺の仕事?」


瞬はさえぎった。


「ああ、そう。
 西園寺のコンサルティングをしているんだ。
 いつも涼の仕事が終わるまで待っていて、家に送ってもらうんだ。
 涼の仕事次第だから何時に終わるかわからない」


もしかしてこれは嫉妬か。

瞬は胸に拳をあてた。

涼の名前を聞くともの凄くいらだつ。


「明日はどうです?」

「明日は大学の仕事だ」

「大学?」


予想つかない答えばかり返ってくる。