The side of Paradise ”最後に奪う者”


腕を伸ばしてくる。

くちびるが合った。

今度は綺樹が離さなかった。


「ストップ」


瞬がくちびるの上で言った。


「これ以上続けられると、止まらなくなる」


綺樹の瞳が煌めいた。

続けようとする。


「こらこら」


瞬はぐちゃぐちゃと綺樹の髪の毛をかきまぜる。


「結構いたずらっ子だね」


綺樹はくつくつと笑う。

目元を漂う微笑が妖しくなった。


「子どもかな?」


綺樹の指が瞬の体を滑った。

慣れている手つき。