The side of Paradise ”最後に奪う者”


綺樹も瞬のバスローブの帯をほどくと、腹の辺りに手を入れ、肌に手を滑らせてめくった。

現れた瞬の体を上から下に視線でたどり、微笑した。

瞬は綺樹を抱き上げてベッドに降ろし、綺樹のバスローブの帯を解いた。

部屋の空気がひんやりと肌に触れる。

涼の女だったから興味あるんだろうな。

醒めた目で見ていた。

瞬は綺樹の傍らに横たわり、綺樹の肌に指を滑らせていた。

綺樹が体を向けて見つめた。

淡い瞳が揺らいでいる。


「瞬、寒い」


頼りなさげな表情だ。

首に腕を回してくる。


「シーツの中に入ろう」


瞬は笑うと綺樹を抱きよせて、背後の上掛けをめくった。

抱きしめたまま回転移動し、反対の上掛けを持ち上げて綺樹をその下に入れた。

目をぱちくりとさせていたが、瞬と目が合うと弾けるように微笑した。