The side of Paradise ”最後に奪う者”


   *

先にシャワーを浴びた綺樹は夜景を見下ろしていた。

いくつもの夜を越した。

そしてここにいる。

こういう結果か。

私らしい。

見ていた街の光が一つ消えた。

思わず息を止める。

消える。

するりと後ろから抱きつく腕があった。

首筋にくちびるが押し当てられる。

瞬の方を向けられ、バスローブの襟を少し引かれた。

手のひらで肩の線をなでて露にする。

欲望もあるけれど、観賞するような目。