The side of Paradise ”最後に奪う者”


「寝れなくて残念だ」


瞬も笑う。


「本当、残念。
 でも」


瞬は首をかしげて顔を覗き込むようにした。


「十分、いいかも。
 一晩、一緒に過ごしてみません?」

「なにするんだ?」


瞬は口の端で笑った。

耳に口を寄せる。


「ペッティング」


綺樹は疑い深そうに横目で見た。


「それだけで満足できると思えない」


からからと笑う。


「大丈夫。
 あなたを殺したら、間違いなく涼に殺されるからね」