* 中途採用の最終面接だった。 手元の履歴書を食い入るように見つめる。 暁子。 そして入ってきたのは、間違いなく本人だった。 目は合ったが、単に合っただけ。 ごく普通に面接が終わり、社長室に戻った涼は履歴書に書いてあった携帯に電話をかけた。 「久しぶり」 「ふふ。 久しぶり」 落ち着いているけれど朗らかな声。 懐かしさに涼は微笑した。 「夕食でもどう?」 「いいわね」 時間と場所を伝えて携帯を切った。