The side of Paradise ”最後に奪う者”


「遅くなるから、ちゃんと寝ていろと電話で言ったろ」

「うん。
 まあ、居候の身だしね
 一応待ってようかと」

「おまえは眠りが浅いのに、電気を点けても全然気が付かなかったんだ。
 体調悪いんじゃないか?
 医者はなんていってる?」


涼はリモコンをとりあげテレビを消した。


「後、100年は生きられるそうだよ」


にやりと笑った。


「お前の頭の中身はどうだ?
 調整が必要なのは良くわかっているが」


涼はリモコンを置き、ネクタイを緩めた。


「それだけ言えるんだ、一人暮らしに切り替えても大丈夫そうだな」


綺樹の表情がちょっと戸惑った。