The side of Paradise ”最後に奪う者”


   *


「綺樹の状態は?」


立て続けに会議2本こなした後、ランチミーティングから帰ってきた涼は成介に聞いた。


「資料の前に座っていますよ
 生きる屍状態です」

「昼飯は?」

「お弁当をとって、差し入れておきましたけど、全く動かないので、食べていないと思います」

「食べさせないと駄目だろ。
 フォローしろよ」


涼は忌々しげに言った。


「じゃあ、私が全てはしで口まで持っていって、食べさせてあげてもいいんですか?」


わざと挑むように言うと、ちらりと睨むように見て出て行った。