悪友たちにとことん暴露した気がする。


「そういえば北野組とも仲が良かったな」


綺樹が少し首を傾げた。


「もしかしたら達馬と知り合いかもしれないな」


それはそれで嫌だな。

涼が正直に言うと、笑っていた。

事前に掃除を入れてくれたらしい。

冷蔵庫を開けると食材が詰め込んであるのに驚いた。

金曜日の夕方に行くといってあったから、それから食材を調達するのは面倒だと気を遣ってくれたのか。

礼を言うべきか。

冷蔵庫の扉を開けたまま考えていると、家の中を見て回っていた綺樹が戻ってきた。