「仕事がね。 さやかに上げる報告書の作成に気が重いだけ」 シートベルトを外してドアを開けようとした。 「あれ、生きているのかな」 「ん?」 意味がわからなくて振り返る。 涼は門に取り付けられているカメラを見ていた。 「あたりまえだろ」 綺樹は車を降りる。 涼もスーツケースを降ろすため、トランクを開けて降りた。 「じゃあ、手伝いが来る前に先手必勝だな」 「なに?」