The side of Paradise ”最後に奪う者”


「成介。
 どう上海は?」


綺樹は冷蔵庫からペットボトルを出しながら聞く。


「なんでそこで僕に聞かないかな?」

「答えがしれてる」


涼がくつくつと笑った。


「そうですね。
 以前来た時よりは、勢いが無い気がしますね。
 いえ相変わらずパワフルな街ですが。
 ある意味、外国の経済が入りすぎて、民主主義に触れすぎてきています。
 いい面として、一党独裁は引っ張る力は凄い」


ペットボトルに口をつけて綺樹はうっすらと笑った。


「おまえはこういう風には答えないだろ」