The side of Paradise ”最後に奪う者”




その日、綺樹は花蓮が寝る前の水を飲んでいる時に帰ってきた。


「ただいま」


3人のいる空間に向かって言った。

なんか私の入る余地はあるのか。

まったりとした空気の中、3人で和気藹々とした感じで会話をしていた。

私の部屋のはずなのにな。

なんだか疎外感がひどかった。

そういえば、この3人は血が繋がっている。

今更ながら気がついて驚いた。

家族なのだ。


「あー、おかえり」


涼がソファーに座ったままのだらしない姿勢で返した。