The side of Paradise ”最後に奪う者”


「しっかりしろよ」


接待で贈られたのか、こんなチャイナドレスなんか着て、他の男に運ばれてくるなよ。

シルクの手触りが妙に誘われる。

絶対、不必要に体を触られているぞ。

ムカムカしながら引きずって歩いていると身動きした。

物音を聞きつけて成介も顔を出した。


「泥酔ですね」

「爆弾をやったらしい」

「ありがちですね」

「女にやらせるか」

「ダバリードの代表で来ていれば、女も男も無いんでしょう。
 手伝います?」

「いい。
 お休み」


思ったとおりの答えなので、成介は笑ってドアを閉めた。