The side of Paradise ”最後に奪う者”


瞬にどけと身振りをするが、何か感づいたらしく、片眉を上げて動こうとしない。


「あなたからなんて、珍しいね。
 お誘い?」


瞬に背を向け涼がにこやかに聞くと、綺樹は残念ながらと返した。


「上海の件だ。
 ベッドルームは二つのコテージらしいよ。
 おまえがリビングのソファーで我慢するなら来れば?」

「なぜあなたと同じベッドだと不味いんですか?」

「なぜおまえと一緒に寝なくちゃ行けないんだ?
 ま、そういうことだから」


がちゃりと切れた。

なぜここで切るんだ。

涼は直ぐに折り返した。