The side of Paradise ”最後に奪う者”


まさか男と寝ていないだろうな。

涼のみぞおちがひやりとした。


「涼、だろ?」


沈黙に、やや自信なさげな声になった。


「です。
 すいません。
 なにか、取り込み中でしたか?」

「取り込み?
 いや?
 ちょっと横になって、うとうとしていた。
 どうしたの?」


涼はとまどった。

勢いでかけたが、今すぐ会いたいとはこの関係で絶対に言えない。


「今後の。
 予定を伺うのを忘れていたので」